布団の重さをどうにかするべきではないか

かつては誰だって畳の上に布団を敷いてそこを寝床にしていたものですが、昨今では寝床と言うとすっかりベッドに取って代わられたのではないでしょうか。その理由としてベッドならば寝具を敷きっぱなしに出来るので、いちいち寝具をたたんだりする労力をかける必要がなくなると言うのが大きいはずです。特に高齢者にとって布団と言うのはかなりの重さになるものだし、それを毎日上げ下げすると言うのはそれだけでも重労働の部類です。さらに現代の核家族化の進行によって、かつては若い人間が率先してやっていた家事労働を現代では高齢者が自らやらざるを得なくなっていると言う点も布団離れを加速させる要因と言えるでしょう。ところで布団の価値についてあらためて考えて見ると、そう悲観したものでもないはずです。たとえば寝具をたたんで片付けられると言うのは、それだけ部屋を広く使うことが出来るのだから、現代のように狭い家屋が多い時代には最適なシステムと言えるはずです。

また寝具を敷きっぱなしにするというのは衛生面で問題があることも考えられます。幸い昨今ではダニとかしらみの被害と言うものがほとんど見られなくなったので、寝具を敷きっぱなしにしてもさほど気にならないのかもしれませんが、多くの人間がそのような不精な事を続ければ、今は姿を消したように思えるそれらの虫たちもやがて勢力を盛り返すことになるのではないでしょうか。そうなれば、大変だからと切り捨ててきた布団の上げ下げにも大きな意味があったとあらためて多くの人が気づくはずです。このように考えるとこれからの時代に求められるのは質の高い寝具と言うことになるでしょう。特に重さと言う点でいかに布団を軽くすることが出来るかが、売り上げに大きな影響を与えるはずです。現在でもさまざまな工夫が施されているはずですが、あらゆる寝具に対してその工夫が行き届いているかと言うと、まだ疑問の余地はいくらでもあるように感います。そういった工夫を隅々まで行き届かすことが出来れば、あらためて布団の価値が見直されるでしょうし、そのことが高齢者だけでなく若者にも寝具に対する使い方や価値を見直すきっかけになるのではないでしょうか。そのためにはメーカーの努力が不可欠ですが、特に求めたいのは今の時代に求められる寝具の性質と言うものをよく理解して、時代に合わせた寝具の開発をして欲しいと言うことです。

寝具と言っても年々進歩していかなければ消費者から見捨てられることもありうるという危機感を持って開発に望んで欲しいものです。

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